出産祝いを贈る時期は、生後7日から30日以内に贈るのが一般的です。
生後7日後くらいには、母子ともに自宅に帰って過ごしている時期になりますから、お相手も少し落ち着いている時期になります。
お祝いにお邪魔したり、おくりものを郵送したりするには無難な時期といえます。
また、「お七夜」と言って、赤ちゃんの名前が決まったお祝いを7日目に行う行事があり、
身内でお祝いをした後に、出産祝いを贈り始めるという習わしのような時期でもあります。
この7日目以降、いつまでにお祝いを贈るのかについては、生後30日過ぎまでに贈るのが一般的です。
生後30日ごろになると、赤ちゃんを授かったお礼と感謝、健やかな成長を
氏神様にお願いする「お宮参り」をする習わしがありますので、
その日までにという意味もあります。
お祝いを頂いた側も、お祝い返しを1か月以内にするというのが礼儀とされていますので、この期間内を目安にするといいでしょう。
いずれにしても、出産祝いはお祝いするという気持ちでお贈りするものですから、
一般的な時期は念頭に置きながらも、
お相手の状況に応じて贈り物を差し上げるようにする気配りが大切です。
お相手によっては、しばらく入院されたり、実家に帰られていたり、
さまざまなケースがあります。
持参するにしても、宅配便などでお贈りするにしても、
受け取る側の都合や状態を確認して、
負担にならない時期にお贈りすることが一番適した時期でもあります。
贈る側、受け取る側双方が気持ちよくやりとりできるように心がけるのが
ベストだといえるでしょう。